31. Newsweek 2000年11月20日
32. Vogue 2004年5月号
クリスチャン・ラクロワのドレスに身を包んだニコール・キッドマン。巨匠ファッション写真家アーヴィング・ペンが『VOGUE』の表紙を撮影したのは1989年以来となる。
Photographer: Irving Penn (1917–2009, 92)
Models: Nicole Kidman (1967– )
33. Newsweek 1973年7月30日号
「ニクソンのテープ」と題された表紙には、テープレコーダーと化したホワイトハウスの航空写真が掲載されている。この記事では、ニクソン大統領 (1913–1994, 81) が少なくとも2年間、オフィスや電話での発言をすべて密かに録音していたことを論じている。翌年、盗聴したテープが公開され、ニクソンがウォーターゲート事件の隠蔽工作に関与していたことが証明された。1974年8月、アメリカ合衆国史上初めて大統領が辞任するに至り、ジェラルド・フォード (1913–2006, 93) が第38代大統領に就任。フォードはニクソンに恩赦を与え、大統領として犯したかもしれないあらゆる罪に対する訴追を免除した。
Art Director: Alfred Lowry
Illustration: Welbeck Studios
33. Wired 1997年6月
「祈り」と題され、有刺鉄線で覆われたアップル社のシンボル。「アップルを救う101の方法」という記事では、かつての偉大な会社を立て直すために何ができるかを評価している。スティーブ・ジョブズ (1955–2011, 56) とスティーブ・ウォズニアック (1950– ) は1976年にアップルコンピュータを設立し「Apple I」を発売した。その後、iPod が大成功しアップルは復活を遂げた。
※『Newsweek』1973年7月30日号と同位
35. New York 1970年6月8日
「自由なレナード・バーンスタイン」と題され、拳を突きたニューヨークの社交界の女性たち。アメリカの世界的な指揮者バーンスタイン (1918–1990, 72) と妻フェリシア・モンテアレグレはブラックパンサー党を支持し、1970年1月14日に彼のアパートで党のための募金集会を開き物議をかもした。表紙は、ブラックパンサーと彼らの過激なイデオロギーとの関わりをジャブで表現した。
36. People 1997年9月15日号
1997年8月31日に交通事故で他界したダイアナ妃(1961–1997, 36) の追悼号で、同誌で最多となる52回目の表紙を飾った。彼女はエイズ問題や地雷撲滅の国際キャンペーンに参加し、注目を集めたことで称賛。ウェストミンスター寺院で行われた葬儀には推定300万人の弔問客が訪れ、テレビで世界中に報道された。
37. 7 Details 1989年2月号タイ
表紙を飾ったのは、クラシックなハリウッド・ルックのシンディ・ローパー。この号でローパーは自身のソングライティングと前年にアメリカのソングライターたちとソ連を訪れ、同国のミュージシャンたちとコラボレートしたことを語っている。彼らは、アルバム『Music Speaks Louder Than Words』収録「Cold Sky」(1990) を制作。印税の一部はAFS異文化交流プログラムに寄付された。
Models: Cyndi Lauper (1953– )
37. Fast Company 1997年8月・9月号
37. Glamour 1968年8月号
「大学特集号」の表紙を飾ったのは、ハーバード大学1年生のカティティ・キロンデ。彼女は女性誌の表紙を飾った初の黒人女性となった。父はウガンダ初の国連大使となったアポロ・キロンデ。
Models: Katiti Kironde
37. National Geographic 1978年10月号
ゴリラのココが鏡に映った自分の姿を写真に収めている。発達心理学者のフランシーヌ・パターソンは、ココと6年間一緒に過ごし手話を教え、ココは世界で初めて手話を使い人間との会話に成功したゴリラであるとされる。
37. TIME 1997年4月14日号
「Yep, I'm Gay」と題された同号で、表紙を飾ったアメリカの大人気コメディアン、エレン・デジェネレスは自分がゲイであることを告白した。シットコム『Ellen』で自身が演じた主人公も同様にカミングアウトし、同シリーズで最も視聴されたエピソードのひとつとなった。
Photographer: Firooz Zahedi
Models: Ellen DeGeneres (1958– )